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ワーグナー:楽劇《ラインの黄金》 [DVD]
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| ジャンル: | ミュージック クラシックDVD 洋楽 音楽
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| 人気ランキング: | 59625 位
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| 参考価格: | ¥ 6,500 (消費税込)
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貴重なカラヤンの映像遺産のひとつ
今年生誕100年を迎えるカラヤンの企画の一環として、待ち望んだリリースの1枚。今まではLDでしか眼にすることができず、しかもとっくの昔に廃盤となっていたので、この復刻は何より貴重だ。
内容は、演出まで自ら手がけたというカラヤンの、「映像芸術への熱い思い」がよく伝わるものだ。冒頭のラインの乙女達の扱いやヴァルハラ城の佇まいなど、本当にこの作品を映画化したかったのだというイキゴミが痛いほど伝わってくる。カラヤンの「指環」は、CDにおいても純音楽的に向き合っていながら映画音楽的なスペクタキュラー要素にも事欠かないところが面目躍如であったが、映像が加わるとさらにそれを強く感じさせる。
だが星4つにとどめたのは、今となっては映像そのものに古さが否めないこと、そして各歌手の演技がまったく中途半端なことだ。「歌っていないときに何もせずにボンヤリしている」歌手の時間が多すぎ、これはやはりキチンと演出家をつけるべきであったろうと思わせる。ただでさえマヌケなフローとドンナーなどはその典型。
映像も、ハイビジョンを見慣れた今となっては、言っても詮ないことながら、全体に薄いヴェールのかかったような雰囲気で(敢えて意図したのかも知れないが)不満が残ってしまう。
歌手であるが、予想外に(?)よかったのはファスベンダーのフリッカだ。というか、いつも観ているレヴァイン盤でのルートヴィヒが嫌いなので(笑;この役にはピッタリだが)点が甘くなってしまう。しかし、彼女の妹であるフライアの方が明らかに老けているのは笑えてしまうが…。
男声陣は総じてよい出来栄え。ヴォータンを歌うステュアートはカラヤンお気に入りの歌手で、悪くないが、CDでのF=Dを聴いてしまっていると「F=Dが見たかった」と強く思ってしまう。他ではシュライアーのローゲが好演。CDのシュトルツェも悪くなかったが、アクが強すぎた。
音声・録音は秀逸なレベル。特にベルリン・フィルの弦の巧さがよくとらえられており、この作品の音楽的な側面を理解するのに好適だ。確かに、カラヤンの「指環」映像がこの作品だけになってしまったこと、しかもヴォータンがF=Dでなかったことなど悔やまれる点もあるが、ここに来てDVDで再発されたことの方が、意義は大きい。
待望の映画仕立て『指環』DVD
私は以前から、ワーグナーのオペラ、特に『ニーベルングの指環』の世界を、その壮大かつ緻密な音楽に負けないくらいの映像作品に仕上げるには、徹底した映画仕立てのものをつくるか、あるいは思い切ってアニメ映像にでもするしかないのではないかと思っていました。ここに、カラヤン/ベルリンフィルによる、映画仕立てDVDが待望の登場です。音声は1973年のザルツブルク復活祭音楽祭のときのものを利用しているようですが、映像は1978年に独立した特撮映像としてつくらたものです。期待通り、特撮の効果は絶大なもので、ライン川の水中の描写、ワルハラ城の荘厳な姿など、実に美しく見事なものです。とりわけ特撮が生きているのが、地下の国ニーベルハイムの描写で、ここでアルべリヒが大蛇や蛙に変身する場面など、文句なしに楽しめます。もちろん映像が楽しく美しいだけでなく、往年の名歌手たちの歌声が堪能でき、カラヤン/ベルリンフィルの迫力ある演奏が味わえることも大きな魅力です。残念ながら『ラインの黄金』だけしかつくられなかったのだそうで、同様の手法で『指環』全曲がつくられていたら、どんなに素晴らしいものになっていただろう、と思わずないものねだりをしたくなってしまいます。
ユニバーサル ミュージック クラシック
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